【ゲームプランナーが徹底解説】PUBGが荒野行動を訴訟?!世界No.1ゲームに何が起きたのか
先日、PUBGが荒野行動を訴えたという報道が走りました。
今日はこれについて簡易的にまとめていきます。
そもそもPUBGとは?
PUBGとはPlayerUnknown’s Battlegroundsというゲームの略称でBlueholeという韓国の会社からでているゲームです。
日本ではDMMが運営を代行しています。
Blueholeという会社
あまり聞き覚えはないかと思いますが、TERAという有名なMMORPGを制作した会社で、PCゲームに詳しい方なら聞いたことがあるビッグタイトルを開発した会社です。
日本ではTERAをゲームオンが運営を代行しています。
基本無料ファンタジーMMORPG TERA|Pmang公式(ゲームオン運営)
これまでのPUBGの注目点
PUBGが持つ様々なギネス記録
Steam内に限定していますが、PUBGはさまざまな世界記録を保持しています。
・Steamで最も早く100万本販売を達成した早期アクセスゲーム(発売から16日間)
・Steamで最も早く1億円売上を達成した早期アクセスゲーム(発売から69日間)
・Steamで最もプレイされているゲーム(261万7400人)(2017年11月16日現在)
・Steamで同時接続数200万を達成した初のゲーム(2017年10月11日)
・Steamで最も多い同時接続数を達成したゲーム
・Steamで販売されている非Valve作品で、最も多い同時接続数を達成したゲーム
・Steamで販売されている非Valve作品で、初めてValve作品より多くプレイされたゲーム
リリース以来初めての人口の減少
先日、リリース以来ずっと増加傾向にあったプレイ人口ですが、初めてPUBGのプレイ人口が減少したという報道も流れました。
◆GitHypeによる人口データ
February Marks the First Month That PUBG’s Player Base Has Declined
本題:今回の騒動についてこれまでの動き
(1)PUBGが荒野行動に対して荒野行動はPUBGに著しく類似しており、回復不能な損害を被ったと訴訟した。
(2)訴訟の内容は配信の差し止めであるが、判決が出たわけではない
(3)即座に配信差し止めになると勘違いしたユーザーが出現
(4)荒野行動は非公式の情報を信じないでほしいと声明をあげている
(5)フォートナイトのような、ゲーム性はまったく異なる類似アプリについてもどうなるか注目が集まっている
というわけで、状況を整理すると、現時点では何も起こっていません。
ただ、パクリゲーというものを考えさせられるきっかけにはなったと思います。
どこからがパクリゲーなのか
どこまでをパクリとするか、非常に難しい問題なのでこの場で結論は出せないでしょう。
例えば、横スクロールアクションゲームというジャンルをすべてマリオのパクリとみなすこともできます。
そうなると、カービィやロックマンも、すべてマリオのパクリとなります。
なので、あまり厳密に定義をするのはむずかしいです。
リスペクトとパクリの問題は、どこにでも永久の課題として存在し続けるでしょう。
ただし、PUBGと荒野行動があまりにも類似しているのが明らかであるため、訴訟に踏み切ったものと思われます。
どのレベルかというと、使っている音が一緒であったり、マップの構成が全く同じであったりと、自分たちの提供したい思想に対しての最適化が行われたようにはみえないというところが、一つ焦点となるのではないでしょうか。
近いうちに、パクリとリスペクトについて意見をまとめようかなと思います。