【e-Sports】消費者庁「景品類に該当しない」は勘違い?!理由を徹底説明【JeSU】
消費者庁とJeSUの発言が矛盾している?
先日、こんな記事をみました。
内容は要約するとこんな感じ。
・消費者庁がe-Sportの賞金はプロ・アマを問わないとコメント
・ソースはファミ通(3月8日発売号)
・JeSUの主張する「プロゲーマー認定制度による高額賞金大会の実現」とは食い違いがある
という主張。
件のファミ通の記事の写真をとってきましたが、確かに「”景品類"には該当しない」と書いてある!
なので最初はそうなのかも?と思いましたが、よくよく調べてみると、大きな誤解を招いていることが分かりましたので解説しようと思います。
そもそも、日本ではe-Sportの賞金が出せないのか?
結論から言うと、出せます。
但し、10万円以下に限りです。
それはファミ通にもちゃんと書いてありました。
※正確には、取引額の20倍まで。10万を超える場合は10万まで。
ふまえて、それぞれの主張のまとめ
賞金は懸賞法にひっかかるのでダメ。但し、10万円以下なら自由ね
賞金は出せるよ。但し、10万円以下ならね。
あと、すごいプレイヤーに対して給料で出す分には景品に該当しないからOKだよ。(3月23日19:40追記)
賞金は懸賞法にひっかかるのでダメ。
だけど、俺らは給料として支払うから、高額賞金出せるよ!
先程の記事
ファミ通が「消費者庁が出せる」って言ってるのに、JeSUは「消費者庁は出せない」って言ってる!
記事とコメントを読んだ人「JeSUはクソ」
という感じだと思います。
この記事が抱える問題点について
・JeSUの批判
これは好きにしたらいいと思います。
それぞれいい分があると思いますので、この場ではどちらかを持ち上げる事も、バッシングすることも必要ないでしょう。
・ユーザー達の勘違い
これこそが、この記事の問題です。
なぜ日本のe-Sportsでは賞金がだせないのか。なぜJeSUが給与で支払うと言っているのか。そのあたりを正しく理解しないと、論点の違う無駄な争いが繰り広げられることになります。
それは、日本のe-Sportsの発展を願う一人として、とても悲しいことですのでこの記事を書きました。
1人でも正しい理解をし、e-Sportsの発展に貢献してくれることを願って。
今日はここまでにしましょう。
※3月23日19:40頃 記事内容に不足がありましたので追記しました。